ブログ無段
バカまっしぐらなダメ人間の古川土竜が、トチ狂った妄想を膨らませたり、ネジ曲がった暴論を吐いたりするわけで。にょほほほほ。

ジョージ・P・コスマトス監督の『ザ・ターゲット』。

『ランボー/怒りの脱出』や『リバイアサン』などを撮ったジョージ・P・コスマトス監督が、肺ガンのため64歳で亡くなったそうで。
そんなわけで、今回は彼の遺作となった1997年の『ザ・ターゲット』を御紹介。

主役のチャーリー・シーンはアメリカ合衆国大統領特別補佐官。
急進的な大改革を発表しようとする大統領に対し、政府高官達は難色を示していました。
大統領の演説内容がニューヨーク・ヘラルド紙の記者リンダ・ハミルトンに漏れてしまったため、チャーリーは大統領を説得して演説を延期してもらいます。
さらにチャーリーは迅速な対応で、記事の掲載を止めることに成功しました。

その夜、チャーリーの前に友人の政府監視センター高官が現れます。
彼はチャーリーに、政府のトップクラスが絡んだ巨大な陰謀が進んでいることを告げます。
その直後、高官は殺し屋に射殺され、チャーリーも命を狙われます。

逃亡したチャーリーは、かつて影の内閣について掲載したニューヨーク・ヘラルド紙の男性記者に連絡を取り、その記事を書いた人間と情報源を教えて欲しいと頼みます。
記事を書いたのはアマンダで、情報源は殺された高官でした。
しかし、男性記者も殺し屋に射殺されます。

チャーリーはリンダと共に捜査を開始し、主席補佐官のドナルド・サザーランドに協力を要請します。
やがてチャーリーは、国防省や国家安全保障局、CIAやFBIなど全ての政府組織が絡んだ大統領暗殺の計画を知ることになるのです。

で、チャーリーは陰謀を突き止めるものの、基本的には逃げているだけ。
黒幕を退治するようなことはありません。
リンダはチャーリーの金魚のフンに過ぎません。
共に巨悪に立ち向かう協力者としての価値も、守られるべき美しきヒロインとしての価値も見せることはナッシングです。

あらゆる政府組織のトップが結集して大統領暗殺を企むという、非常に高いレベルの陰謀が中軸にあるのですが、あらゆる政府組織のトップが結集して大統領暗殺を企むという、非常に高いレベルの陰謀が中軸にあるのに、出てくる連中は揃いも揃って頭がよろしくありません。
たぶん、とても知的には見えないチャーリー・シーンが主役なので、彼に合わせて全員の知能レベルをギリギリまで下げてしまったのでしょう。

絶対にバレてはいけないからこそ、悪党の連中は陰謀を知った人物を殺害しようとしているはずなのですが、なぜか送り込む殺し屋は1人だけ。
その殺し屋は男性記者を殺し、自殺に見せ掛けます。
でもオツムがよろしくないので、男性記者に持たせた銃からは硝煙反応が出ずに、すぐに偽装工作がバレてしまいます。

その殺し屋さん、大統領の暗殺に使用するのは、なぜか銃ではなくラジコンのヘリコプター。
ラジコンが動き出した時点で怪しまれるはずなので、遠くからライフルで狙った方が確実だと思うんですけどね。
そんでもって殺し屋さん、大統領を殺す前に、周囲の連中を次々に射殺していくという意味の無い行為に出たりします。

政府組織が必死になってチャーリーを追っているはずなのに、なぜか彼は簡単にホワイトハウスに入り込めてしまいます。
さらに、簡単に国家安全保障局の重大なデータにアクセスできてしまいます。

主人公を追う連中は、隠蔽工作の方法としては、やたら銃を撃ちまくることしか知らないようで。
大統領暗殺についても、大勢の人が集まるような場所で、わざわざ射殺することしか知らないようで。
事故死に見せ掛けるとか、病死に見せ掛けるとか、そういう知恵は無いのでしょう。

オツムのレヴェルが低い作品だということが観客にバレてしまうとマズいので、序盤からハイスピードで走り続け、考えるヒマを与えないようにしているんでしょう。
だけど、そもそも政府の連中が大統領を暗殺しなければならない理由がボンヤリしていることもあってか、イマイチ盛り上がりに欠けるわけです。
まあ、そういう映画なのです。

では、死ななかったら、また会いましょう。

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