相変わらずの不安定な歌唱力も含めて、20年ぶりのMステ出演となったオザケンを楽しんだ古川土竜です。
『映画無段』のコンテンツ「ポンコツ映画愛護協会」を更新しました。
今回の更新は、『ザ・コール [緊急通報指令室]』、『死霊の盆踊り』、『ピンク・フラミンゴ』、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』、『惑星大戦争 THE WAR IN SPACE』など13本です。
さて、第37回ゴールデン・ラズベリー賞の受賞結果が発表されたので、今回はそれについて。
「今回の餌食はコレですよ」ってのが露骨だったので、『Hillary's America: The Secret History of the Democratic Party』が強さを見せ付けましたね。
作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞と4部門を獲得しましたが、「まあ、そうだろうね」という結果です。
政治や宗教的な偏りがある作品が候補に入った時のラジー賞って、そこを標的にしようってのがバレバレなので、あまり面白味が無いんですよねえ。
第35回の『Kirk Cameron's Saving Christmas』もそうですけど、他の候補作と比べて明らかに浮いていますし。
ぶっちゃけ、今回だけ候補の数が1つ増えたのも、『Hillary's America: The Secret History of the Democratic Party』を捻じ込むためじゃないかと邪推したくなりますし。
あと、この作品は、ほぼ間違いなく日本に入って来ないでしょうしね。
そういう意味では、実質的な勝利者は同じく4部門を制覇した『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と言ってもいいんじゃないですか。
マーベルのシネマティック・ユニバースに対抗してスタートさせた「DCエクステンディッド・ユニバース」シリーズですが、1作目の『マン・オブ・スティール』に続いての失敗作になりましたね。
3作目の『スーサイド・スクワッド』も酷評を浴びましたし、バットマンの単独映画もゴタゴタしているようですし、途中で打ち切りになる可能性もあるんじゃないかと。
あと、救済賞は前回で終了したのかと思ったら、なぜか候補者を挙げずに受賞者だけを発表する形で存続させたんですね。
今回はメル・ギブソンが受賞しましたけど、ラジー賞である意味が無いですし、ネタとしても面白くないですし、無くした方がいいと思うんですけどね。
では、死ななかったら、また会いましょう。