視力低下に必死の抵抗を続けるも、あまり効果の出ていない古川土竜です。
『映画無段』のコンテンツ「ポンコツ映画愛護協会」を更新しました。
今回の更新は、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン』Part 1&Part 2、『TATARI タタリ』、『CAT’S EYE』、『未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』など13本です。
さて、第35回ゴールデン・ラズベリー賞の受賞結果が発表されたので、今回はその総評を。
『Kirk Cameron's Saving Christmas』が作品賞、主演男優賞、脚本賞、最低スクリーン・コンボ賞の4冠に輝きましたが、まあ予想通りっちゃあ予想通りですかね。
少なくとも作品賞は受賞する可能性が高いだろうと思っていましたし、どの賞かはともかく、3つ以上の部門を獲得するんじゃないかという気がしていました。
と言うのも、ノミネートされた時点で、「今回はコレが獲物ですよ」というアピールをプンプンと感じましたからね。
そんな『Saving Christmas』旋風の中でも、キッチリと最低監督賞を獲得したマイケル・ベイ、最低助演女優賞を獲得したミーガン・フォックスは、さすがの貫録といったところでしょう。
この両部門は『Kirk Cameron's Saving Christmas』がノミネートされており、「それでもマイケル・ベイやミーガン・フォックスの方がふさわしい」という評価になっているわけで。
いかに2人が、ラジー賞のファンから愛されているかってことですよ。
最低リメイク、盗作、続編賞は『ANNIE/アニー』が獲得しましたが、『Kirk Cameron's Saving Christmas』が続編やリメイク作品だったら、そっちが受賞していたのかもしれませんね。
ちなみにミュージカル映画『アニー』と言えば、1982年版も第3回ゴールデン・ラズベリー賞で5部門にノミネートされ、最低助演女優賞を受賞しているんですよね。
「傑作のリメイクでコケる」ってのは珍しくもないですけど、「駄作をリメイクして、また駄作を作る」って、ある意味では凄いのかも。
あと、前回は触れませんでしたが、ラジー救済賞は企画として完全にハズレでしょう。
ラジー賞なのに、ホントに優れた結果を残した人を表彰して何の意味があるのかと。
そう言いたいです。言い含めたいです。言いくるめたいです。
では、死ななかったら、また会いましょう。